2024年 本年も変わらずご愛飲いただきますよう お願い申し上げます

2024年  空気柔らか風和やか、華咲き誇り薫り漂う~~■P_o(^-^o) COFFEE  

当店〈「自家焙煎珈琲豆の店「彩香房」〉は、「有機JAS認定(コーヒー豆)」の年次審査を毎年実施、本年で13回目(昨年11月審査)の認定取得となりました。 しかしながら、山梨県内では過去20年近くを振り返っても未だに、コーヒー豆のJAS有機認証店は、当店だけというのが現状です。 お野菜の有機認証を取得されてる農家さんはいらっしゃいますが、有機のコーヒーがこれほどまでに浸透されていないのかと思わざるを得ません。(2024.1現在)
しかしながらコーヒーを消費される皆様方の認識は海外は言うまでもなく確実に味わいの評価と共に、食としてのコーヒーの関心、健康志向、汚染されていない飲料の摂取など、強く求められていることを感じさせてくれます。      

梨、小淵沢の地に移住し思えば、犬4頭と共にコンテナハウスからの生活が始まったり、水も白州まで汲みに行き、当初は電気もなくランプ生活を強いられ、これもコーヒー屋を開業するための試練とはいえ懐かしく思えてきます。

開業して今年で20年、当初はブレンド数種から始め、このころからコーヒーの世界も、ブラジル方式の欠点豆や標高などを数値化したランク選別から、ワインの格付のように天候や土壌を含めたテロワール(素性)と味わいの評価へとシフトされてきました。 いわゆる「スペシャルティーコーヒー」の概念が、浸透し始めました。
有機農産物を栽培・加工され、認証を受けておられる農家さんは、国内・海外ともに、大変ご苦労をされて、認定取得をされていることを考えれば、有機食品の提供者側は、その重みを真摯に受け止めオーガニック食品の正しい知識を消費者に伝え、有機性の保存と実施に努めねばなりません。 コーヒーは、上質な珈琲生豆と適切な焙煎・香味評価を基本としたスペシャルティーであり、これはコーヒーの生産(seed=種)からカップに至るまでの全てのプロセスが整って優れたカップクオリティが形成されます。

有機コーヒーのグレードも様々ですが、将来世代にわたって良質な珈琲が消費者の皆様に持続的に提供出来、安心して、「おいしい」と思えるカップを手にされることこそ、オーガニック認証店の役割でもあります。
あわせて、嗜好品としてのくつろぎの時、癒しのホット一息をご提供するだけでなく、昨今のSDGs【持続可能な17の開発目標】の目標達成に向けた取り組みとともに、持続可能な健康な暮らしの実現と良質なコーヒーの推進こそ、求めて止まないものがあります。

珈琲は、皆同じではありません。 本当の美味しさ、クリーンなカップ!を、現地農家の皆さんと共に、本年もお届けしたいと思います。 ご来店をお待ちしております。

自家焙煎珈琲豆の店「彩香房」
店主:SCAJ Advanced Coffee Meister   杉浦 壽偲
Instagram:
 自家焙煎珈琲豆の店「彩香房」(@saikaboobeas) • Instagram写真と動画
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